「あれ？キリンさんは？」「いないよ」「そう…か」
妹は、息子がものを投げたらそれを捨てる。値段とか大事なものとか関係ない。
キリンのおもちゃは、以前僕があげたもの。「チリーーーーン！！！」
キリンが大好きな甥っ子は全身で喜んでくれた。その様子を思い出したらちょっと切なくなった。
半分だけのトマト。下半身がない猫。ところどころ部品のなくなったビザ屋さん。その部品がなくなったら遊べなくなるとか関係ない。投げたら捨てる。
自分にはできないなぁー。でも甥っ子は、愛情いっぱいに育てられひょうきんで明るい子に育ってる。
お兄ちゃんは一回も叱ってくれないと妹に言われて初めて気づいたけどたしかに一回も怒ったことがない。
妹とは言え他人の子という遠慮もあるけど、怒るようなことがなかったように思う。(口いっぱいの牛乳を吹きかけられて、大笑いされた時はどうしようかと思ったけど笑。妹にど叱られてべそかきながら謝ってきた)。
いつもはお別れの時、帰っちゃだめ！て号泣されるんだけど、今回はまたきてね！て笑顔でお別れした。
そうやって大きくなっていくんだなー。